世界で1番誇れる私の父

皆さんは尊敬してる人とか居ますか？
私は「父親」を1番尊敬しています。

というのも私が葬儀屋を継ぐと決めたきっかけになった人だからです。ただ最初から尊敬していた訳ではありません。

元々私は父親が嫌いでした。というのも葬儀屋という仕事柄、決まった休みというのが無く、旅行している最中に仕事が入ってしまいトンボ帰りする、なんてことが多々あったんですね。幼少期の頃は父親がそんな仕事をしているのを知らず、駄々をこねていた記憶があります。

私が父親の仕事について知ったのは小学校の頃です、その頃はあくまで遊びとして、祭壇の飾り付けに行ってました。その時、私は働く父親の姿を見て感銘を受けました。その頃から一転して父親のことを尊敬するようになり、中学生の頃には、「高校卒業したらお父さんの後を継ごう！」と思ってました。

平日は学校、土日は仕事というスタイルが確立し、金曜の6時限が終わったあと急いで仕事着に着替え現場に向かったこともありました。ただ中学生だとアルバイトはできないのであくまで「お手伝い」として、給料も「お小遣い」として貰っていました。

高校に入ると周りは大学受験を考える中、私だけ就職なので孤独を感じたこともありました。それでも仕事を手伝っていることが心の支えだったんです。

そして高校を卒業して晴れて就職することができました。父親とはいえ、仕事上は社長と平社員の関係なのでめちゃくちゃ厳しい人です。ただ仕事外ではとてもユーモアのある人でめちゃくちゃ優しいです。上手く飴と鞭を使い分けられているなぁと思ってます。

これから10年20年30年と色んな人と関わりを持つと思いますが、いずれにせよ1番尊敬するのは父親で変わらないと思います。

以上本日の小言でした。