ウマ娘とは?

2月末にリリースされてから、爆発的ヒットを記録したソーシャルゲーム、「ウマ娘 プリティーダービー」を皆さんはご存知でしょうか?
ウマ娘と言うのはその名の通り競馬を題材とした作品です。2018年と2021年にアニメも放送されました。登場する馬は競馬ファンなら誰しもが知っている馬ばかり。古くはオグリキャップトウカイテイオーシンボリルドルフ。最近だとダイワスカーレットゴールドシップなどがゲームに登場します。しかし有名な馬が登場するゲームといえばダービースタリオンウイニングポストが代表として挙げられます。
ではなぜウマ娘がヒットしたのか?私は2つの理由を考えました、まず1つ目はウマ娘に関するエピソードを元にストーリーが進められるということです。ダビスタウイニングポストは自分でオリジナルの馬を作ってライバル達を倒すのが醍醐味のゲームです。しかしウマ娘にはオリジナル要素がありません、実際の馬の史実通りのローテーションを走り抜くという一見すると縛りが強そうに見えますが、そのウマ娘の出るレースそれぞれにエピソードがあるのが1番の魅力でしょう。例えばサイレンススズカ、史実では天皇賞・秋で故障発生して天へと旅立って行きました。しかしウマ娘サイレンススズカは最後の目標が「天皇賞・秋で1着」という実際には叶わなかった夢を叶えるという設定になっています。あとはハルウララ、史実では地方競馬の1つである高知競馬で走り、1回も1着を取れないまま引退してしまいました。しかし彼女は負け続けたことで有名になり、高知競馬のみならず、競馬をしない人にも認知されるようになりました。そんなハルウララですがウマ娘上では「ファンを○○人集める」という目標で育成をします。そして最終的に有馬記念に出走するという育成内容です。もちろん紹介しなかったウマ娘にもエピソードは沢山あります。
2つ目はリリースまでの長さにあります。ウマ娘を制作したのはCygamesという会社です。代表作にグランブルーファンタジーやプリンセスコネクトなど超人気ゲームが並んでいます。ではなぜリリースが遅れたのか?元々はアニメ一期終了後にリリースされる予定でした。しかし当時のウマ娘知名度ではリリースしたところでヒットせずすぐにサ終してしまうと考えたCygamesは、一旦リリースを取りやめ、品質向上するうちに3年の月日が流れていったのです。
時を戻して 2020年、ウマ娘のミニアニメ「うまよん」の放送が始まりました。実は2020年というのは実際の競馬界で1つの転機となる年でした。それはコントレイルが無敗牡馬3冠、デアリングタクトが無敗牝馬3冠を取ったことです。※この事例がいかに凄いことかは調べてみてください。
さらに2020年はコロナウイルスの流行によりおうち時間が増えました、様々なスポーツが中止となる中で競馬だけは唯一無観客開催ということで続けられました。家でゴロゴロしながらスマホで馬券を買えるという手軽さから、競馬はコロナ禍の最大の娯楽となりました。
この2つの出来事から競馬を知った人々がアニメの存在を知り、ウマ娘知名度は上がっていきました。
そして2021年1月、アニメ版ウマ娘の2期が放送され、アニメ放送期間である2月24日、3年の月日を経てゲームがリリースされました。さらに大人気実況者がウマ娘をプレイしたことも相まって、わずか2ヶ月で600万ダウンロードというとんでもない記録を打ち立てました。
以上でウマ娘の説明を終わります。